日記
版画のプリント画
今日は版画のプリント画です。版画はまだ写真技術のない時代において、金属板などに写実的な手書きの線で書いた原画を下地にして印刷した印刷画です。以前の一万円札などに観られました。下地の金属板でも印刷枚数が数百枚などと限界があるため、解像度の高い映像で印刷画を印刷したのがプリント画で、当然価格も安価になります。繊細なプリント画を二点アップします。
トイレの壁にかけてある野鳥と、
玄関の壁にかけてあるサルの絵です。繊細な線と鮮やかな色がとても美しいのが特徴です。
これらは以前、イギリス、ロンドンのある画廊で購入したものです。ロンドンの画廊では、19世紀中期の古い版画やポスターも販売されていました。イギリスでは産業革命をきっかけに自然の山並みの開発も進み、蝶々の生息も少なくなり収集的な需要もあったのか、美しい蝶の文様を版画で残したようです。これらの鳥やサルの版画プリントは、原画のように繊細で美しいのが特徴です。
著 萬天
風景画2
友人の絵画
元学友で現在画家の友人からいただきました。
花の静止画です。
店内の奥の壁にかけてあります。
花の色が鮮やかで楽しそうなところが気に入っています。
美術館でもないのに絵画のアップは違和感があるところですが、食事の部屋はできるだけおいしくかつ楽しく食べてもらいたいという意味で、調度品や工芸品を整えたり、花を飾ったり音楽を流したりして工夫しています。絵画の場合、たとえば肖像画(人物画)なら玄関ホールに、リビングであれば家族が楽しめる風景画や合成画、キッチンなら花や野菜や食品画など、寝室ならば静止画、子供部屋はスポーツや宇宙画など、好きな絵画や画像を自由に飾るのもよいのですが、内装や照明器具に加えて調度品や絵画や工芸品などをバランスよく配置すると、生活上の心理的な調和を図ったりストレスを少なくすることが出来ます。美術館は鑑賞を目的としますが、室内に置く美術品や工芸品はあくまで生活の脇役にすぎません。室内の装飾品などは何も語りませんが、その存在を理解することは情緒的な食事文化(さわやかかつ楽しくおいしく召し上がる文化)の一つのような気がしています。しばらく絵画や調度品などのアップが続きますが、今後ともよろしくお願いいたします。