日記
出版祝賀会
今日は同人会の出版祝賀会に参加します。以前名古屋の同人会のメンバーのお方が、この度出版されたということで、その祝賀会です。長い間人生について書かれていました。現在かなりのご高齢の御婦人であられ、おそらくご家族の皆さんのおすすめもあったのではないかと思います。大事なことは成功でも失敗でもない、金持ちでも貧乏でもない、アクでも正義でもない、ごく普通の平凡な生活を坦々と過ごしてこられた人の人生ほど、人は優しさと感動を感じるのではないでしょうか? 久しぶりに名古屋の街に出かけます。名古屋行き急行に乗って行きます。特急ではありません。ハンカチちり紙、読書用の本にいざというときのための薬をバッグに入れました。万全な体制ですね。天気も春、心も晴れ、お金はほんの少しですが気持ちの高揚はあるのです。すみません、余計なことを書きまして。それでは行ってまいります。
著 萬天
車軸の下
すでにお気づきのお方も見えるかもしれません。今日のブログはすでに朝書いていたのですが、実は昨日のブログの分でした。誰もそんなことなど気にしていないと分かっていたのですが、一応毎日書くというルーチンのつもりもあって、夜は今日の分という訳です。つまらないルーチンで申し訳ございません。パソコンの整理をしていたら古いファイルからヘルマン・ヘッセの資料が出てきました。次のような表題がついていました。「車軸の下」ヘルマン・ヘッセ、1877〜1962、独、ノーベル文学賞 高橋健二訳。 これはヘルマン・ヘッセの著書の文節や熟語を切り抜いた資料でした。A4用紙七十ページほどあり、印刷も大変なので一ページ二枚印刷して五十ページほどの冊子になりました。改めて読むとやはり面白い。著書の文脈や文節や熟語などを抽出して書き抜いた文の集合体なので、面白いのはむしろ自然な資料かもしれませんね。この作業は例えれば昆虫採集のようなもので、採集者は大自然の中で昆虫を探すのは時間と手間がかかると思いますが、標本などの成果が見えれば多分楽しい作業ではないでしょうか? ここに書いたような文学の文脈探しは、奇妙といえば確かにそうかもしれませんが、生物研究者さんたちの昆虫採集に似たところがあるかもしれませんね。幸いに時間だけは十分にあります。多分飽きない限り、体調が良ければ今後も続けていくのではないでしょうか? 何らかの形にして残して行きたいと思っています。つたない文を読んでいただきましてありがとうございました。それではまた明日お会いできますようにーーー。
星野萬天
ラ フォン ティー
春のモザティーに新しくハーブティーが加わりました。名前は「ラ フォン ティー」
古来日本の香り和茶と、イギリス伝統の香りハーブのティー、「ラ フォン ティー」はモザオリジナルハーブブレンドティーです。国籍と名前が一致しませんが、日本の伝統の香りと「和茶」と西洋の香り、自家栽培の「ハーブ」をブレンドしました。まさに庶民のティーと貴族のティーが融合したような香りです。ケーキとの相性がピッタリなところがおすすめです。一度ティータイムでお楽しみくださいませ。
写真は後日アップいたします。よろしくお願いいたします。
フレッシュハーブ紅茶
「陶器の思い出」
今日は和風の陶器です。地味な話題で申し訳ありません。華やかさはないですが「わびさび」はあるのです(ワサビではありません)。なにそれ? と思われる方も見えるかもしれませんので一応補足しておきますね。観た感じの趣きや肌に感じる手触りのような感覚でしょうか? 母のやさしさとかそういう具体的に説明のつかない複雑な感情の感覚と言えば何となくわかるかもしれません。実はいつも毎日、今日のブログの話題はどうしようとか思い悩みながら、お風呂の湯舟(ふろおけ)に浸かりながらで天井を眺めていると何となく、もやもやとイメージがわいてくるのです。不思議な現象ですよね。お風呂の湯気のせいでしょうか? いつも軽い感じでブログ書いているとだんだん面倒で理解しがたいうん蓄話、つまり世間的には屁理屈と言われるお話をしたくなるのですが、今日もそういうつまらないお話をしてご迷惑をおかけしないように、エンジンブレーキをかけながら進めていきますね。
モザには和風の陶器もあります。
この桜模様のカップ、どこかで見られたことはございませんか? 以前高山に旅行に出かけたときに小さなお店で見かけ、気に入って購入しました。お土産というか、今では思い出のカップです。何十年も前のことなのにこのカップを見るたびに高山の町を思い出し、そのお店の番をしていた奥様のお顔もぼんやりと蘇ってきたりするのは何でしょうね。カップを通して時間と時間が繋がっているような気がします。これも陶器の思い出という感傷の「素粒子」の一つかもしれません。
これは有田焼のカップですね。なんだか土の照り(輝き)というのか、模様というのか、素朴でカップの温もりを感じます。もっと言えばいつまでも使いたい気持ちになるカップ、もしかしたら一生ものかもしれません。
陶器にも遊び心があるのですね。お皿やや大きめのお皿は南天の木で、真ん中のお皿は桜の花と蕾、その隣の皿はスミレ模様です。(モザマダムさんから陶器説明に関する誤記の指摘があり、一部訂正いたしました)朱色と橙と薄紫色の模様がとても繊細で美しいと思います。いつもパリパリと言って申し訳ございませんが、パリのファッションにはありえない日本伝統の色、わびさび色(ワサビ色ではありません)だと思います。
今日の最後の陶器は土瓶です。これが一押しの陶器です。この土瓶でぬる燗のお酒を飲むと味が丸くなる?のです。あくまで個人的感想ですが例えるなら大吟醸のまろやかさでしょうか? と言いつつも、昔はともかく今は晩酌していませんが・・・。
萬天(よろずてん)