日記
フレッシュハーブ紅茶
「陶器の思い出」
今日は和風の陶器です。地味な話題で申し訳ありません。華やかさはないですが「わびさび」はあるのです(ワサビではありません)。なにそれ? と思われる方も見えるかもしれませんので一応補足しておきますね。観た感じの趣きや肌に感じる手触りのような感覚でしょうか? 母のやさしさとかそういう具体的に説明のつかない複雑な感情の感覚と言えば何となくわかるかもしれません。実はいつも毎日、今日のブログの話題はどうしようとか思い悩みながら、お風呂の湯舟(ふろおけ)に浸かりながらで天井を眺めていると何となく、もやもやとイメージがわいてくるのです。不思議な現象ですよね。お風呂の湯気のせいでしょうか? いつも軽い感じでブログ書いているとだんだん面倒で理解しがたいうん蓄話、つまり世間的には屁理屈と言われるお話をしたくなるのですが、今日もそういうつまらないお話をしてご迷惑をおかけしないように、エンジンブレーキをかけながら進めていきますね。
モザには和風の陶器もあります。
この桜模様のカップ、どこかで見られたことはございませんか? 以前高山に旅行に出かけたときに小さなお店で見かけ、気に入って購入しました。お土産というか、今では思い出のカップです。何十年も前のことなのにこのカップを見るたびに高山の町を思い出し、そのお店の番をしていた奥様のお顔もぼんやりと蘇ってきたりするのは何でしょうね。カップを通して時間と時間が繋がっているような気がします。これも陶器の思い出という感傷の「素粒子」の一つかもしれません。
これは有田焼のカップですね。なんだか土の照り(輝き)というのか、模様というのか、素朴でカップの温もりを感じます。もっと言えばいつまでも使いたい気持ちになるカップ、もしかしたら一生ものかもしれません。
陶器にも遊び心があるのですね。お皿やや大きめのお皿は南天の木で、真ん中のお皿は桜の花と蕾、その隣の皿はスミレ模様です。(モザマダムさんから陶器説明に関する誤記の指摘があり、一部訂正いたしました)朱色と橙と薄紫色の模様がとても繊細で美しいと思います。いつもパリパリと言って申し訳ございませんが、パリのファッションにはありえない日本伝統の色、わびさび色(ワサビ色ではありません)だと思います。
今日の最後の陶器は土瓶です。これが一押しの陶器です。この土瓶でぬる燗のお酒を飲むと味が丸くなる?のです。あくまで個人的感想ですが例えるなら大吟醸のまろやかさでしょうか? と言いつつも、昔はともかく今は晩酌していませんが・・・。
萬天(よろずてん)
「ポストカードとカップ」
今日はポストカードとカップです。
「三つ葉のカップ」と藤田嗣治のポストカード「カフェ」です。春らしいカップですね。この三つ葉の中に四つ葉があるの、お気づきになられましたか?
ここだけで、「しあわせのカップ」とか呼んであげてもいいんじゃないでしょうか・・・?
ポストカードの「パリの妖精」(と原作者ーーパラミタミュージアムで個展を開催して見えたデザイナーの女性ーーにご説明いただきました)と、「ヘレンドのバラ」。楽しそうな組み合わせです。とてもお似合いですね。
「1」は英国製パブ丸テーブルに、「2」は玄関ホールの茶箪笥に飾ってあります。ご来店の際にご覧くださいませ。ちょっとした時に、お気に入りのマイカップでお茶をする。非日常的かもしれませんが、そういう至福の時間があってもいいような気がします。
著 萬天
「レオナール藤田」
レオナール藤田さんは以前この窓でアップし、その後削除したため再度アップします。煩雑にアップしたり削除したりして申し訳ございません。こういう勝手な操作ができるところがブログであり、ユーチューブはそうはいきません。ブログはカフェドモザさんのオフィシャル・ホームページの小窓をお借りしてアップしているので費用はフリーに近くもあり、ブログは映像はありませんが数点の画像と豊富な文字があり、映像は状況を把握しやすく文字もコメントも少なくてすみますが修正作業があり、どちらも大変だと思います。
藤田嗣治(つぐはる)画伯は晩年フランスに帰化されレオナール・藤田とも呼ばれています。このたび菰野町のパラミタミュージアムさん主催により、藤田画伯の作品を海外の所有者から借りて日本で初めて展示会をされました。 そこで彼の著名な作品の一つ、「カフェ」というポスターカードを一枚購入しました。この作品は今回展示されてなかったのですが、なぜ「カフェ」か? というと、以前からこの絵が好きだったから、また買う機会もなかったし本物は高額だから手に入れられなかったからです。まさかこんな身近なところで手に入るなんて、ちょうラッキーです。早速モザのテーブルに飾りました。
いい感じです。このテーブルはモザでは通称「窓席」と呼んでいますが、先日若い男性のお方が一人座られました。思わずお聞きしましたね。「テーブルに色々置いてありますがこの席で大丈夫ですか?」とお伺いしたところ、「ぜんぜん大丈夫です」とご返事をいただき、なにやらうれしいやら楽しいやら、とってもお似合いでしたよ。
絵の話しはこれで終わりです。次回はカップ、「ヘレンドのバラ」の予定です。
著 星野萬天
春ランチ
すみません。天気のことばかりで。とても気持ちの良い昼時でした。思わず「外に行こう」ということになりました。ここは菰野散歩道の一つ、ロンドン、パディントン公園(乗馬用のパドックがあります)にちなんで自称菰野「パディントン広場」と呼んでいます。広場の外周にはパドック(散歩道)があります。
向こう岸に小さな森が見えています。木々の間を突きさす光と黒い影のコントラストが美しい森ですが、パリ・エトワール凱旋門の西隣のブローニュ公園にちなんで、自称菰野「ブローニュの森」が見えています。
今日のメインランチは道中で購入した「桃太郎のおにぎり」です。とてもおいしいおにぎりです。自然の中で過ごすランチはとても贅沢な時間でした。
帰りがけ、庁舎の駐車場の公園には
梅の花が開き、思わず手をかざし顔に近づけて香りをかぎました。
固い殻に包まれたこぶしの蕾が膨らみ、開花を待ち望んでいました。(まだちょっと気温が冷たいのです)
ちなみにランチボックスは今回初めて使いました。(いつも使っているみたいにみえてすみません。今度使うときには折りたたみ椅子を持参しようと思っています)
著 星野萬天