叙事詩のひろば
《秋雨に濡れる野鳥》
――叙事詩の広場―――
《秋雨に濡れる野鳥》
政治の話しはしたくないのですが・・・
電線に泊まり
秋雨に濡れながら
野原を眺める野鳥を見ていると
思わずがんばれと
声を掛けたくなる
暇だからでしょうか・・・?
野鳥って
種を守るのですね
種を犯ないというのか
交わることがない
種は言い換えれば
いわば国籍であり
国と国の境目は国境で
基本的に人は
国境を侵すことはありえない
たとえ似ていたとしても
鵜は鵜と
鳩は鳩の間で種を残す
決して交わることもないし
腹をすかしても
罪を犯すこともない
なぜ人間は国境を越え
種の侵略に
暗躍するのでしょう?
もうやめましょう
政治の話しは・・・
叙事詩家 萬 天
〖小粒の真珠〗
おはようございます。
叙事詩の広場です。
今日は朝から小雨です。
話題の場所は遠くはなれた
大阪の御堂筋ですが、
秋の御堂筋の雨は
〖小粒の真珠〗
ですよ・・・?
―――叙事詩―――
《こまっちゃうなー》
これ歌の題名ですが
聞いたことあります?
今も活躍しておみえの
ヤマモトリンダさんのうたです
ヤマモトさんはこのあと
デイトに誘われるらしい
ヤマモトさんはこの後
こまっちゃうのだそうです
さいきん
(^^♪トマトが高くて
こまっちゃうなー
半分にすると少ないし
個装できないし
リゾットやれなくなると
こまっちゃうなー
ヤマモトさんは続けます
(^^♪ウキウキしちゃう
わたしの恋
なのだそうで・・・
モザはその結果
(^^♪シクシクしちゃう
わたしのリゾット
でしょうか・・・
だいじょうぶです
リゾットは今が一番おいしい時
いつまでも
守りぬきますから
叙事詩家 萬天
過保護のアマリリス
散文詩 《過保護のアマリリス》
鉢植えの
夏野菜を引き抜き
花用の土を入れて
日陰に居たアマリリスを
陽の当たる庭へ引っ越した
アマリリスの声が聞こえた
ありがとうございます
とか
ほんとうは聞こえないが
そんなふうに
アマリリスが言ったように
気がした
いまは晩秋だから
はだ寒くなるので・・・
あなたには
栄養をたくさん
上げましょうね
そして春には
大きな花を
咲かせてくださいねと
無言でたのんだ
心配なのは
過保護過ぎること・・・
枯れたりするので
くれぐれも
気をつけたいと思う
散文詩家 欄 干
タンパク質
叙事詩 ーー《タンパク質》ーー
色のない
白んできた空に
けたたましく囀りながら
やってきたモズとジョウビタキ
わがままスズメは
寒くなって
どこかへ行った
野鳥は朝から
庭の芝で虫捜し
ちょんちょん
止まり木
てんてん
枯れ枝あそび
庭の木々は
あちこち低く
見通し良くて
ありがとうなどは
聞いたことないよ
気にしない
こちらこそ
来てくれてありがとう
甘い柿もすきだけど
欲しいのは
タンパク質だよね
誰だい
わたしの食い扶持の虫
摂ったのは・・・
叙事詩家 萬 天
叙事詩 《テレビ壊れた》
こんにちは
ようこそ叙事詩の窓へ
今日も曇りですね?
パッと晴れないのでしょうか?
《テレビ壊れた》
テレビ壊れた
買い換えた
息子に連絡した
息子が言った
「買わなくてもいいのに」
今更って いう意味で
テレビみれないなら
「孫がこまるよ」
て言ったら
「それはそうや」
もしそうなったら
あばれるのだとか・・・
ちょっと
それ
えこひいきじゃないかな
老人は良くなくて
孫はいいのかい?
叙事詩家 萬天