叙事詩のひろば
2025-11-09 11:51:00
《秋雨に濡れる野鳥》
――叙事詩の広場―――
《秋雨に濡れる野鳥》
政治の話しはしたくないのですが・・・
電線に泊まり
秋雨に濡れながら
野原を眺める野鳥を見ていると
思わずがんばれと
声を掛けたくなる
暇だからでしょうか・・・?
野鳥って
種を守るのですね
種を犯ないというのか
交わることがない
種は言い換えれば
いわば国籍であり
国と国の境目は国境で
基本的に人は
国境を侵すことはありえない
たとえ似ていたとしても
鵜は鵜と
鳩は鳩の間で種を残す
決して交わることもないし
腹をすかしても
罪を犯すこともない
なぜ人間は国境を越え
種の侵略に
暗躍するのでしょう?
もうやめましょう
政治の話しは・・・
叙事詩家 萬 天