日記

2025-10-02 00:39:00

記憶の足跡

 

記憶の足跡

 

こんばんは。

 

 

そろそろ、

ネタ切れになってきました。

昨日アップしたボードレーヌの詩を、

改めて開いてみました。

 

2ボード.jpg

 

各々

張ってある黄色い付箋は、

気になったページの印です。

 

赤線の形跡を見る限り、

四回ほど読み返していたようです。

 

お気に入りの詩文で、

感動の度合いが分かるように、

 

1四回.jpg

 

手書きの星印が付いています。

 

初回に読んだ感動の度合いと、

後の感動の度合いが

異なるっているのが理解できます。

 

感動は時間と共に

変化するのですね。

 

3.jpg

 

気になった散文や文節に

赤線が曳いてあり、

よほど気にいったのか、

あるページによっては、

すべてが赤く染まっていました。

 

折角なので、

記憶の足跡の

ほんの一部を、

ブログに残そうとおもいます。

 

以下ボードレーヌの詩、

 

「あるいは恋の神、富の神、名誉の神」

 

 

の段における

「お気に入り文節」の一部です。

 

尊大ぶった二人の悪魔

異様な女性の悪魔

権威に満ちた鷹揚な態度

幽暗なさだからぬ色

その懶(ものう)げな美しい両眼

嵐の後の重い涙

半ば開いたその唇

温かい香炉

不吉な液体を残した壜

飲め、こは我が血液

魔宴(サッパ)の夜

一張りのヴィオロン

人を係蹄に陥れる恍惚

この憐れな自我

神秘な刃物

曖昧な壜

足が繋がれている鎖

悲劇的だありながら

嬌色のある風貌

繊細で香りのよい美しさ・・・

 

 

この後も

この詩は綿々と続き・・・、

心の深淵へ

鬱々と没入していきます。

 

多分

まったく、

楽しくないだろうし、

なにがなんだか

分からないだろうし・・・、

 

夜分かなり遅いこともあり、

これくらいにしておきます。

 

大事なお時間を浪費して、

最後まで閲覧していただき、

ありがとうございました。

 

 

大衆雑文家 盆 拾