日記

2025-04-19 22:46:00

香りの話し

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菰野散歩道です。

前日記述してアップした内容全体をほぼ変更しました。(つまり書き直しました。申し訳ございません)

今日は香りのお話をします。

匂いといえば多種多様で好みも人それぞれです。香水が嫌いな人も、また好きな人が多いと思います。匂いと香水の違いはなんでしょう?おいしい匂いとは言いますが、おいしい香りとはあまり使いませんよね。匂いは体感を通して感じる日常の感覚で、香りは一定の目的で嗅ぐことが多いような気がします。日常の感覚的な匂いといえば、みそ汁や煮物や出来立ての白米などの食事の匂い、車の匂い、電車の匂い、体臭というのもあります。食事に伴う匂いには癒しにも似た効果があるようです。たとえば不幸にも喧嘩をした後,食事を終え満足すると幸せになるし、悲しくてたまらない時においしいものを食べると、幸せにはならないとしても悲しさが止まるのは本当に不思議です。まさに匂いは日常と密着しています。もう少し匂いの話題を続けます。体臭という匂いがありますが、特に汗は女性と男性では大きく変わります。男性の汗などの体臭には男性ホルモンが、同様に女性には女性ホルモンが出ているのですが、日常生活ではあまり感じません。体臭を感じやすいのはおふろ上がりやベットの中や、スポーツ選手の部室の中、さらにはそれらの防具や胴着(服など)に付着した体臭は強く、耐えがたい酸化したホルモンが発生しています。あらゆる生物がそうであるように、女性は男性のホルモンを、また男性は女性ホルモンの匂いに惹かれます。異性間においては、濃縮された強度のホルモン環境にある室内では、男女にかかわらず意識が混迷する(通常判断が不安定になる)場合があり注意が必要です。通常匂いは自然に由来する場合が多く持続はしません。バラや柑橘類の匂いは日常では再生不能かつ残留不能な、上質で高貴なものです。以前体臭から香水(コロンのような異性を引寄せる永遠の香水)を再生するフランス映画もありましたが、物語の結末では失敗に終わりました。身近な癒しの香りは自分で作るしかありません。それがハーブなのですね。たとえば日本茶もハーブの一種ですが、自然界の葉や花はほぼハーブではないでしょうか?(毒性の強いものも中にはありますが、ハーブの世界では論外です)高級な玉露だけがお茶ではなく安価な番茶もお茶です。番茶やほうじ茶には葉っぱだけではなくお茶の小枝も入っています。小枝の皮もハーブなのです。浅い情報ですが昔織田信長も貴重な香木を(金と同様に)大切にしていました。その木の皮から高貴な香りがしたからです。日本茶(番茶など)とハーブを混ぜるとハーブティーになります。入手しやすいハーブをピックアップしてみます。ミント類、バラやジャスミン、ハイビスカスや梅、桜、ミカン、苺などの花や果実類など、植物はほぼハーブの材料です。大事なことは材料の保存や日陰で半乾したり乾燥したり、あるいは使用する量の調整とか取扱い方だと思います。マイ香りはマイブレンドです。いろいろ組み合わせて香りを嗅いで試してみてください。高価な香水は材料の種類と混合の組み合わせが複雑に絡んで唯一無二の魅力的な香りを醸しています。ハーブの場合は香水のように複雑種類の材料は必要としません。単純な材料で十分良い香りが出ます。たとえば身近にある番茶の場合、先述した果実や皮や葉っぱなど、生でもよいし半乾燥したものをほんの少し入れてみるのいいと思います。忙しい人の場合は、お茶にレモングラスとかミントの葉を入れるだけで癒されます。ハーブティーはケーキとの相性がとてもいいですよ。

参考までに昨日ランチで、モザの旬のハーブティーを飲んでいただきました。ティーカップから室内に広がる高貴な香り。かつて味わったことのない日本茶の香りと癒しの香りに、かつてない驚きと満足感を覚えましたとのこと。多少のお世辞もあったかもしれませんが、そのお方にとって春一番のロイヤルティーだったのではないでしょうか?

いったい食とは何でしょうか? 季節と場所とそれらを取り扱う人と食する人のごく限られた食べ物? たぶん非凡な偶然との遭遇かもしれません。

最後まで閲覧していただきありがとうございました。

著 星野萬天