日記
三種の神器
これは私生活上の必携道具、「三種の神器(じんぎ)」です。まず本と赤鉛筆、これは個人的に必携の一品です。つまり本であればなんでもいのですが持ち運びやすいということでポケットにも入る単行本です。男子の場合ポケットは女性のバッグに変わるものですから。その本の横の赤鉛筆は本の中で気に入った文節や熟語、さらに難しくて読めない漢字等に線を引くためのものです。たとえばこの本「アンナ・カレーニナ(作者トルストイ・新潮社)」の中では次のような一説です。〖丈(たけ)の高い牧草は、車輪や馬の足にからみつき、ぬれた幅(や)や甑(こしき)にその種子をくっつけるのだった〗(中編P15の5行目~)のような場面の表現は一般的には少く、また漢字も読めないことありませんが別の読み方もあったりするのです。そういういろいろなことがあるとなると読書の楽しみは半減するかもしれませんが、気に入れば二回目を読み直すこともあったりします。再読が重なってくると表紙もほころびてきたりするのも趣きがあって楽しいものです。
さて箱の中に入っている大きな天眼鏡は小さい字を読むときの必携の道具で、レンズの底には豆電球がついていて、手元が明るくなり近年数少ない便利なしろものです。箱の中身は種々雑多の生活必需品がはいっていますが、今更説明しても詮無いことだと思いますので省略いたします。横に置いてあるティッシュは場違いのような気もしますが身近に用意しておきたい喘息対策であって、これも生活必需品の一つです。ちなみにカゴに入っているミカンですが、二月も過ぎると季節外れの果物の一つで、もはやスーパーではほとんど見かけません。しかし毎年この季節になるとなぜか出現する地元のミカン、「曽井のミカン」というのだそうで、むしろ懐かしい果物の一つです。
まったく蛇足ですがついでに言えば,水色のテーブルクロスは以前、南仏アヴィニョンの城門の入口で買った物でものです。またミカンの入っている真鍮のカゴはトルコ産?とか聞いていますが間違っていたらすみません。 次回は何にしようか(とりあえず断捨離アルバムかな? と思いましたがやはり〖情緒的散文〗に関する話題もいいかな?)と考え中です。では又書く日まで失礼いたします。さようなら